浙江大学は6日、「エンボディドAI」「エネルギー貯蔵科学・工学」「スマート工学・クリエイティブデザイン」の3つの学部専攻を新設し、今年から学生募集を開始すると発表した。中国新聞網が伝えた。
中国教育部は先日公表した「一般大学学部専攻目録(2026年)」で、新たに「学際分野」カテゴリーを新設した。その第一弾として、「未来ロボティクス」「学際工学」など既存11専攻に加え、「エンボディドAI」「BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)科学・技術」「ネットワーク工学」「深地層科学・工学」の4つの新専攻を設けた。
浙江大学によると、エンボディドAI専攻は、同校が強みとする制御科学、AI、計算機科学、航空宇宙分野などの学際的優位性を融合し、将来のエンボディドAI分野を担う科学者や産業リーダーの育成を目指す。カリキュラムには、大規模言語モデルとAIエージェント技術、エンボディドナビゲーション・制御、マルチモーダル知覚・融合といった最先端の学際的内容が含まれる。卒業後は、AIロボット、自動運転、スマート物流、先端製造分野などでの活躍が想定されている。
エネルギー貯蔵科学・工学専攻は、動力工学・工学熱物理学を基盤に、電気工学、化学工学・技術、材料科学・工学、機械工学、制御科学・工学などの分野と連携し、エネルギー貯蔵分野の専門人材を育成する。カリキュラムは、物理的エネルギー貯蔵、化学エネルギー貯蔵、水素貯蔵、熱貯蔵、エネルギー貯蔵システムの統合など、関連技術を幅広く網羅し、AIやビッグデータなどの新興技術も取り入れている。卒業生は、エネルギー貯蔵システム、電池の研究開発、スマートエネルギー分野などでの就職が見込まれている。
スマート工学・クリエイティブデザイン専攻は、浙江大学が有するAIやデザイン分野における学際的強みを生かし、先端技術を実際の製品や体験、将来の生活様式へと転換できる複合型イノベーション人材の育成を目的とする。学生は、スマート技術、デザインインタラクション、学際統合科目を体系的に学び、堅実な工学基礎力と創造的な設計力を身に付ける。卒業後は、スマート製品・インターネット、スマートハードウェアと次世代モビリティ、映像・デジタルエンターテインメント、文化テクノロジー分野などでの活躍が期待されている。

(画像提供:人民網)