清華大学航空エンジン研究院(以下「清華航空院」)が関与した大型ハイブリッド・ティルトローター型の旅客用電動垂直離着陸機(eVTOL)であるDF3000「游竜」3トン級フルスケール試作機がこのほど、ハイブリッドモードによる初飛行を実施した。科技日報が伝えた。
この機体の動力システムには、清華航空院の技術成果が統合され、大学における研究成果と産業分野の連携事例の一つと位置付けられている。
今回初飛行したDF3000「游竜」は、離陸重量が3トンで、「分散型電動推進+シリーズ式レンジエクステンダー発電」によるハイブリッド動力構成を採用している。
清華航空院による飛行・推進統合制御やエネルギー管理アルゴリズムなどの技術が組み込まれており、従来型ティルトローター機における開発の難しさや操縦の複雑さ、純電動eVTOLに見られる航続距離や積載能力の制約といった課題への対応が図られている。垂直離着陸の運用特性を維持しつつ、航続距離と積載能力の向上を目指し、低空域での多様な運用への適用が想定されている。

(画像提供:人民網)