中国の長光衛星技術股份有限公司は17日、吉林省長春市でリモートセンシング衛星8基を出荷した。文化財保護、地質災害対策、自然資源の管理・監視、デジタル農業など、複数分野での利用を想定している。中国新聞社が伝えた。
同社は商用リモートセンシング衛星の運用を手掛ける企業で、これまでに152基を打ち上げている。サブメートル級の分解能を持つ衛星群(コンステレーション)を構築しており、観測データの提供や関連サービスを行っている。
今回出荷された8基は、「文物01星」「彩雲光学01星」「安鉄03星」「利川紅」「吉星」高分07C04星などで構成される。多くが地方政府機関や業界団体と共同開発され、用途ごとに仕様を設計した。
「文物01星」は国家文物局と共同開発し、文化財の状況を衛星画像で監視する仕組みへの活用を想定する。
「彩雲光学01星」は雲南地鉱集団と共同で開発され、地質災害の監視や自然資源の観測に使うほか、越境観測や低空関連分野での利用も検討する。
農業分野では、「安鉄03星」が福建省の茶産業向けに使われる。高解像度の画像データをもとに、茶園の管理や生育状況の把握に利用する計画だ。「利川紅」は湖北省利川市の自然資源管理や環境監視に活用する想定となっている。
同社によると、リモートセンシングデータと関連サービスは、農林水利、環境保全、交通・運輸、都市建設、金融、自然資源など14分野で提供しており、150種類以上の用途に対応している。

(画像提供:人民網)