2026年05月25日-05月29日
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スマホを展示品に向けるだけ 中国「豆包」が博物館など20館超でAI解説

2026年05月26日

 5月18日の「国際博物館の日」に合わせ、バイトダンス(字節跳動)傘下のAIアシスタント「豆包(ドウバオ)」は、博物館解説モードの提供を開始した。来館者が展示品にスマートフォンのカメラを向けると対象物を認識し、展示品に応じた解説を行う。中国新聞網が伝えた。

 豆包アプリの対話画面にある「博物館解説」ボタンをタップすると、ビデオ通話形式の解説画面が開き、「小声で質問してください」「イヤホンを着用してください」といった案内が表示される。展示品にカメラを向けると、豆包が対象物を認識し、解説や館内ガイドを提供する。

 また、「展示品を見るたびに自動で説明して」と指示すれば、館内を歩きながら、展示品ごとに質問を繰り返さずに解説を聞くことができる。小声での質問にも対応するという。

 今回公開された博物館解説モードでは、中国国家博物館、浦東美術館、甘粛省博物館、河北博物院、首都博物館、中国美術館など、20館を超える博物館・美術館と提携している。これらの施設では、関連する展覧会や展示品のデータに基づいた解説を利用できる。

 豆包はこれまでに、中国国家博物館、中国貨幣博物館、河南博物院、山東博物館、安徽博物院、成都博物館、洛陽博物館の7館と提携し、デジタル展示体験エリアを共同で構築していた。

 2026年1月20日には、浦東美術館と提携し、「模様の奇跡:ルーヴル美術館所蔵 インド・イラン・オスマン帝国の芸術傑作」と「非凡なるピカソ:ポール・スミスの新視点」の公式AI解説員となった。両者は、専用データの連携や検索の最適化により、展示品の認識や解説の精度向上に取り組んだ。AI製品が美術館の公式解説ツールとなったのは初めてだという。

 また、2025年9月29日に中国東方航空と中国国家博物館が運航を開始した、文化財をテーマとする特別塗装機「国博号」でも、豆包が利用されている。同機では、機内に施された文化財の図案を豆包で認識し、関連する解説を聞くことができる。

 
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