中国河北省で、子ども向け製品の海外向け出荷が伸びている。邢台市平郷県では、子ども向けの電動乗用玩具がロシアやメキシコなどへ出荷され、雄安新区容城県では、100種類以上の言語に切り替えられるAIぬいぐるみが欧州や中央アジア、東南アジアなどへ輸出されている。中国新聞網が伝えた。
平郷県では、子ども用自転車、電動乗用玩具、玩具の年間生産量が1億5500万台・点に達し、製品は180以上の国・地域へ輸出されている。邢台天大車業有限公司の戴亦飛総経理によると、国際こどもの日(6月1日)は輸出の繁忙期で、今年1~5月の同社の電動乗用玩具の輸出額は約200万ドル(1ドル=約160円)だった。
戴氏によると、自動車メーカーのIPライセンスを取得した製品は、同社の電動乗用玩具の中でも人気の高いカテゴリーとなっている。製品にはスマートデフロックや自動クラッチなどの装置が搭載され、複数の実用新案特許を取得している。
雄安新区容城県にある玩具産業拠点「中国(雄安新区)玩具本部基地」では、ぬいぐるみにAIを組み込む動きが進んでいる。容城県のぬいぐるみ産業は中国国内市場の8割を占めるとされる。河北海発玩具有限公司営業部の薛熒氏によると、同社では国際こどもの日向けの注文を通常3カ月前から受け付けている。今年の関連受注量は前年同期比30%増となり、このうち海外向け受注は15%増えた。
AIチップを組み込んだAIぬいぐるみは、人との対話、指示への応答、知育教育などの機能を備える。100種類以上の言語に切り替えられる製品もあり、中国国内だけでなく、欧州、中央アジア、東南アジアなどにも輸出されている。
薛氏は「当社では汎用大規模言語モデルを基に、子ども向けの小規模言語モデルを構築した。不適切な内容を自動的にブロックし、子どもが安全に利用できるようにしている」と説明した。
河北師範大学商学院の趙芮熙副教授は、テクノロジー要素が製品の競争力や価格設定に影響し、河北省の子ども向け製品の海外展開における特徴になっているとの見方を示した。

(画像提供:人民網)