中国・国家エネルギー集団は、水素・石炭混焼技術を用いた試験で、熱量比50%の水素混焼と100%純水素燃焼を行った。この技術は、石炭火力の排出削減につながる可能性がある。7日、同集団への取材で分かった。中央テレビニュースアプリが伝えた。
試験では、同集団が独自開発した水素・石炭混焼低窒素燃焼器を採用し、水素供給から炉内での燃焼までを対象とする安全防護システムを構築した。水素と石炭粉をボイラー内で混ぜて燃やし、試験装置で熱量比50%の水素混焼を行った。再生可能エネルギー由来の電力で作る水素を使った場合、石炭使用量と二酸化炭素排出量を最大50%削減でき、窒素酸化物の発生も抑制できるという。
中国は世界最大規模の石炭火力発電設備容量を有しており、石炭火力発電業界のGX(グリーントランスフォーメーション)は、「ダブルカーボン(カーボンピーク・カーボンニュートラル)」目標達成に関わる課題となっている。今回の試験は、将来的に石炭火力発電ユニットの二酸化炭素排出を大幅に削減する技術ルートの一つを示すもので、石炭火力発電のGXや、石炭火力と新エネルギーの融合に関わる技術となる。