2026年06月08日-06月12日
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東風汽車、車体部品を一体成形 ギガキャスト工場で量産進む

2026年06月12日

 中国自動車大手の東風汽車は、ギガキャスト工場で大型の自動車構造部品の生産を進めている。1万トンと1万6000トンの超大型ダイカスト設備を使い、従来は多数の部品を溶接・組み立てていた構造部品を一体成形する。人民網が伝えた。

 工場内では、1万トンと1万6000トンの超大型ダイカスト設備2基が稼働し、ギガキャスト生産ラインを構成している。東風汽車研究開発総院の先進材料・プロセス技術責任者である斉葉竜氏は、「2025年に完成し、稼働を開始したこのギガキャスト工場は、『嵐図』の雲峰工場に隣接し、『工場内工場』という協同生産モデルを形成している。製品は主に嵐図、猛士、奕派など東風汽車傘下の完成車ブランドに供給されている」と説明した。

 斉氏によると、5月30日に発表された新型車では、ギガキャストのバッテリーケースがすでに量産化されている。従来は100点以上の独立部品で構成されていたものを単一部品に統合した。従来は数時間を要していた製造工程が、現在では2~3分で完了し、生産効率は約100倍になったという。ギガキャスト工法では、1組の金型だけで部品を成形できるため、金型開発、作業台設置、人員投入、工場間物流にかかるコストを抑えられる。これにより生産工程も簡素化される。

 効率面に加え、この技術は軽量化や車両性能、安全性・耐久性、コスト削減の面でも効果があるとしている。統計によると、従来の溶接組立工法と比較して、ギガキャスト工法を採用した場合、自動車のリアフロア部分の重量を20%削減できるほか、車体のねじり剛性は5%以上向上する。車体の安全性や構造安定性を高めるとともに、車両全体のエネルギー消費を抑え、新エネルギー車の航続距離を延ばすことにもつながるという。

 斉氏は、「ギガキャスト技術が徐々に普及し、産業チェーンの成熟が進むにつれて、技術コストの分散が進んでいる。車両軽量化政策の方向性もあり、完成車の軽量化による経済的メリットは今後さらに大きくなる」と述べた。

 このギガキャスト工場の第1期プロジェクトでは、年間20万点の軽量化自動車部品を生産できる。今後さらに4本の生産ラインを増設する計画で、全面稼働後の総生産能力は年間60万点に達する見通しだ。

(画像提供:人民網)

 
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