中国四川省の神樹坪基地では、ジャイアントパンダの繁殖にあたり、個体同士の相性や血統を確認しながら相手を選んでいる。同基地は中国ジャイアントパンダ保護研究センターの4基地の一つで、2025年末時点で計199頭のジャイアントパンダが生まれている。中国新聞社が伝えた。
神樹坪基地は、四川省アバ・チベット族チャン族自治州汶川県のジャイアントパンダ国家公園臥竜エリアにある。主にジャイアントパンダの飼育、繁殖、疾病予防管理、関連技術標準・規程の研究開発を担っており、中国国内のジャイアントパンダの血統登録管理も行っている。
中国ジャイアントパンダ保護研究センターの飼育・繁殖専門家である程建斌氏によると、繁殖前には、ジャイアントパンダの相性を確認する。神樹坪基地では毎年、ジャイアントパンダの性的成熟状況に基づいて繁殖計画を作成し、繁殖適齢期に入った雌と雄を隣接する飼育舎に入れるという。
2頭のジャイアントパンダの相性はどのように判断するのか。程氏は、相手の声を聞いたり、においを嗅いだりした際、相性のよい個体は好意を示す「メェメェ」という鳴き声を出すと説明する。一方、いら立った様子を見せたり、うなり声を出したりした場合は、相手を好まない可能性が高く、その後の接触手順には進まないという。
神樹坪基地では、数十年にわたり血統管理に取り組んできた。スタッフは遺伝係数のアルゴリズムに基づき、雌のジャイアントパンダに適した雄を選び、近親交配を避けながら、個体群の遺伝的多様性を保っている。中国ジャイアントパンダ保護研究センター繁殖生理研究室の周強氏によると、現在は基地内で繁殖相手となる雄と雌が増えており、適した相手が見つからないケースはほとんどないという。

(画像提供:人民網)