2026年06月22日-06月30日
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AI玩具、感情に寄り添う存在に 世界市場は2030年に約2.4兆円規模へ

2026年06月30日

 対話できるぬいぐるみやロボット型デスクライト、医療ロボットなど、感情に寄り添うことを打ち出したAI(人工知能)製品が広がっている。中国深圳市玩具業界協会がECサイト大手の京東と共同で発表した「AI玩具消費動向白書」によると、世界のAI玩具市場は2030年に1000億元(約2兆4000億円、1元=約24円)を突破し、年平均成長率は50%を超える見通しだ。中国市場も100億元(約2400億円)を超え、年平均成長率は70%を上回ると予測されている。光明日報が伝えた。

 AIを使った感情消費が広がる背景には、若者の人間関係の悩みや、高齢者の寄り添い需要、子どもの感情的な交流へのニーズがある。税関総署研究センターの蔡嘉瑶副研究員は、現実の人間関係が時間や空間、心理的負担によって希薄になりやすい中、AIは24時間対応し、疲れず、批判もしないため、感情面の空白を埋める存在になっていると分析する。

 AI技術の進歩に伴い、AI玩具は単純な指示に応答する段階から、ユーザーと感情的なつながりを持つパートナーへと変化している。AI玩具を使っているテクノロジー系ブロガーは、以前のロボットには冷たいイメージがあったが、基盤モデルの技術が進歩したことで、AI玩具は「記憶力」や「性格」を備えるようになったと指摘する。会話を重ねることでユーザーの好みを記憶し、ユーザーは理解され、覚えてもらっていると感じられるという。

 ビジネス面でも、感情に寄り添うAI製品への期待は大きい。山東師範大学新聞・メディア学院の講師、艾祺氏は、ツール型AIに比べ、寄り添い型AI製品はユーザーの定着率や使用頻度が高く、有料版への移行も安定しやすいと指摘する。感情的な交流は継続的な関係づくりを伴うことが多いため、ユーザーが長期にわたって有料サービスや付加サービスを利用する可能性が高い。プラットフォームにとって、感情データは行動予測や高精度の推薦に使える商業的価値の高い資源になっているという。

(画像提供:人民網、画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

 
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