中国工業・情報化部は6月24日、国務院国有資産監督管理委員会などと共同で、産業用5G SA(スタンドアローン)プライベートネットワークの実証事業を開始した。5Gを重点産業分野で活用するため、制度面の取り組みを進める。中央テレビニュースが伝えた。
産業用5G SAプライベートネットワークは、工業企業が主導してアクセスネットワークやコアネットワークなどの主要インフラを構築し、公衆通信ネットワークに依存せず独立して運用できる企業専用の5Gネットワークを指す。今回の実証事業では、原材料、設備製造、消費財、電子情報、国防科学技術、エネルギー・交通などの分野で、大企業・超大型企業によるSAプライベートネットワークの構築を支援する。
現在、基礎電気通信事業者は主に、5G公衆ネットワーク上に専用の伝送チャンネルを設けて仮想プライベートネットワークを構築する方式や、公衆ネットワーク設備の一部を生産現場に配置してハイブリッドプライベートネットワークを構築する方式を通じ、工業企業のネットワーク化を進めている。これに対し、産業用5G SAプライベートネットワークは、設備製造、交通輸送、エネルギー・電力などの分野で、生産データを工場外に出さないことや、ネットワーク資源を専用利用することなどのニーズに対応する。
中国ではこれまでに、累計2万5000件以上の仮想・ハイブリッドプライベートネットワークの構築が進められ、分類・階層化された5G工場1260カ所が整備された。
国際的なモバイル通信事業者の業界団体GSMAが6月23日に発表した「2026年中国モバイル経済発展報告」によると、中国の5G接続数は世界全体の40%以上を占めている。5G-Aは中国の330以上の都市で商用化されており、利用者数は1000万人を超えた。

(画像提供:人民網)