中国検索大手・百度(バイドゥ)の中国大学統一入学試験(通称「高考」)関連ビッグデータプラットフォームによると、2026年の大学学部・学科検索回数ランキングは、電気工学およびその自動化、人工知能(AI)、電子情報工学、コンピューターサイエンス・技術、通信工学、法学、経済学、心理学、バイオ製薬、デジタルメディア技術の順となった(データ収集日は6月30日)。トップ10のうち工学系が7学科を占め、電子情報、コンピューター、電気などの分野への関心が引き続き高い。第一財経が伝えた。
電気工学およびその自動化は、長年にわたり人気を集めている。中国の第三者調査機関、麦可思(マイコス)研究院が発表した「2026年中国学部生就職報告」(就職青書)によると、同学科は4年連続で、給与と市場ニーズが高く、就職率も高い「グリーンラベル」の専門分野に選ばれた。就職満足度は87%で3位だった。
AI関連の学科も受験生の関心が高く、ランキング2位に入った。AIは近年、大学が新設する学科の中でも特に人気が高い。2020年から2024年までに新設された人気学科のうち、新設数が200カ所を超えたのは、AI、デジタル経済、スマート製造工学、ビッグデータ管理・応用の4学科だった。このうちAIが最も多く、5年間で406カ所が新設された。
麦可思研究院は、今年の学部・学科の人気は、依然として電子情報、電気、スマート製造などの工学系分野に集中しており、受験生が新興産業や高収入が見込める分野に引き続き注目していることを反映していると分析している。
ただし、麦可思研究院は、人気学科だからといって就職の質が高いとは限らないと指摘している。電気工学およびその自動化や通信工学など、伝統的に強みのある工学系学科は高い就職の質を維持している。一方、AIやデジタルメディア技術などの人気学科では、卒業生の就職状況が二極化している。専門能力を備え、専攻に合った仕事に就ける卒業生は高い競争力を持つが、教育・育成の質や企業ニーズとの適合度が十分でない場合は、より厳しい就職競争に直面している。