中国湖北省宜昌市で15日、遠景動力の蓄電池工場「遠景動力宜昌スーパー工場」が稼働を開始した。第1期は年間40ギガワット時(GWh)のセル生産能力を備え、量産を始めた790アンペア時(Ah)の大型蓄電セルをドイツ向けに出荷した。科技日報が伝えた。
同工場は中国建築第二工程局が建設を担当し、2期に分けて整備する。第1期は2025年10月に着工した。第2期では、セルと蓄電システムについて、それぞれ年間60GWhの生産能力を整備する計画で、2026年4月に着工した。両期の計画を合わせるとセルの生産能力は年間100GWhとなり、セルから蓄電システムまでを一貫して生産する体制を構築する。
今回量産を始めた790Ahセルは、角形の巻回式蓄電セルで、体積エネルギー密度は1リットル当たり440ワット時(Wh/L)を超える。充放電サイクル寿命は1万2000回以上、セルのエネルギー往復効率(RTE)は96%としている。材料技術と製造工程における人工知能(AI)を活用した管理により、大型セルの安全性と量産時の品質の均一化に対応した。複数の安全性試験に合格し、第三者機関の認証も取得したという。

(画像提供:人民網)