中国国務院常務会議は7月31日、浙江金七門原子力発電所第2期、広東太平嶺原子力発電所第3期、遼寧庄河原子力発電所第1期、山東莱陽原子力発電所第1期の計8基の原子力発電設備について、建設を承認した。科技日報が伝えた。
中国核工業集団によると、このうち浙江金七門原子力発電所第2期、広東太平嶺原子力発電所第3期、遼寧庄河原子力発電所第1期の計6基には、加圧水型原子炉「華竜1号」が採用される。浙江金七門第2期と広東太平嶺第3期の計4基は、「華竜1号」バージョン2.0の実証プロジェクトに位置付けられた。
華竜1号は、中国核工業集団と中国広核集団が、中国における40年以上の原子力発電所の研究開発、設計、製造、建設、運転経験を基に開発した、100万kW級の第3世代加圧水型原子炉(PWR)である。バージョン2.0は、既存の華竜1号の建設・運転で得られた知見を反映し、設備やシステム全体を改良した「第3世代プラス」の加圧水型原子炉技術としている。
バージョン2.0は、中国の技術規格や中国で開発されたソフトウェアを使用し、能動的安全システムと受動的安全システムを組み合わせた構成を最適化した。インテリジェント制御やモジュール工法も取り入れ、工事量の削減と、安全性や経済性の向上を図る。
中国核工業集団によると、華竜1号は現在、中国内外の10基が商業運転に入っており、ほかに37基が建設承認済みまたは建設中である。