中国新疆ウイグル自治区昆玉市のタクラマカン砂漠南縁部では現在、牧草の収穫期を迎えている。砂漠の中で、どのように牧草を栽培し、収穫しているのか。中央テレビニュースが伝えた。
タクラマカン砂漠南縁部にあるアルファルファ栽培拠点では、砂地に造成された円形農地で収穫作業が行われている。一つの円形農地の栽培面積は約46.7ヘクタールで、上空から見ると、黄色い砂地の中に緑色の大きな円盤が並んでいるように見える。ここで栽培されているのは、飼料作物として利用されるムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)である。
農地が円形になっているのは、センターピボット式のスプリンクラー灌漑設備を使用しているためだ。給水設備を中心に、自走式の散水装置が回転しながら散水することで、円形の範囲に水を供給する。現地によると、従来の湛水灌漑に比べて水の使用量を30~50%削減でき、砂漠地域でもアルファルファを栽培できるという。
現場では、2台の大型草刈り機が円形農地に沿ってアルファルファを収穫している。機械の底部には回転式の刃が取り付けられ、刈り取りの高さを調整できる。収穫後は株元を約5センチ残すことで、根を傷つけずに再び生育できるようにしている。この農地では、年間4~5回の収穫が可能だ。
アルファルファ畑に隣接する区画では、飼料用のエンバクも栽培されており、2~3か月後に収穫期を迎える予定である。総面積約933ヘクタールの栽培拠点では、3種類の飼料作物を栽培し、年間生産量は1万トンを超える。現地では、節水灌漑、機械化作業、複数品種の栽培を組み合わせ、砂漠地域で飼料を生産している。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より