2026年08月10日-08月14日
トップ  > 中国 科学技術ニュース >  2026年08月10日-08月14日 >  月面全体を500万分の1で地図化 中国地質科学院が最新探査成果を反映

月面全体を500万分の1で地図化 中国地質科学院が最新探査成果を反映

2026年08月12日

 中国地質科学院地質研究所などの研究チームが、縮尺500万分の1の新たな月面全体の地質マップを作成した。メインマップは横約280センチ、縦約120センチで、南極・北極地域の地質マップも付属する。1万3000を超える衝突クレーターと81の衝突盆地を記載し、14種類の地質構造と17種類の岩石タイプを区分した。新華社が伝えた。

 この地質マップは、嫦娥計画などによる最新の月探査成果に基づいて作成された。月の地質年代、岩石分類、地質学的特徴の表示方法という3つの分野で更新を行った。

(1)「月の地質年代」の修正。最新の研究成果に基づき、月の地質年代区分を見直し、エイトケン紀(Aitkenian)の開始年代を43億3000万年前、ネクタリス紀(Nectarian)を41億7000万年前、インブリウム紀(Imbrian)を39億2000万年前に修正した。

(2)「月の物質リスト」の更新。より高解像度の月面主要鉱物分布図を採用するとともに、岩石の分類基準を見直した。月探査機「嫦娥4号」と「嫦娥6号」による最新の観測・探査成果を活用し、南極・エイトケン盆地で「ガブロノーライト」と呼ばれる岩石を新たに識別。月深部の物質を把握するための手掛かりとなった。

(3)地質学的特徴の表示方法の改善。縮尺500万分の1の地図に適した地質情報の最小表示基準を種類別に設定し、地図全体の見やすさを確保しながら、科学的に重要な地質学的特徴を表示できるようにした。

(画像提供:人民網)

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

中国科学技術ニューストップへ
上へ戻る