2026年08月17日-08月21日
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百度の完全無人タクシー、ドバイで有料サービス開始 中国勢が中東進出

2026年08月18日

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは、中国のIT大手・百度傘下の自動運転サービス「蘿蔔快跑(Apollo Go)」による完全無人の自動運転タクシーが運行している。車両には運転手がおらず、ハンドルもない。利用者はスマートフォンのアプリで配車を依頼し、ドアを解錠して乗車する。新華社が伝えた。

 車両はラウンドアバウト(環状交差点)や信号、交通量が多い場所でも、自動で右左折や車線変更を行う。

 「蘿蔔快跑」のほか、文遠知行、小馬智行など中国の自動運転企業がUAEで事業を展開している。UAEがスマートシティの整備を進める中、自動運転は中国とUAEのAI(人工知能)分野における協力対象の一つとなっている。ドバイは2030年までに市内の移動の25%を自動運転化する目標を掲げている。

 UAE市場に早くから進出した「蘿蔔快跑」は、2025年にドバイ道路交通局(RTA)と戦略的協力協定を締結した。2026年初めには完全無人運転の試験許可を取得し、3月から有料サービスを開始した。

「蘿蔔快跑」のUAE責任者、陳強氏によると、現在のサービスエリアはドバイのジュメイラ地区の約25平方キロメートルで、年末までに数百平方キロメートルへ拡大する計画だ。運行車両も数百台に増やす予定としている。有料サービス開始後、利用者からは乗車の利便性や走行の安定性、乗り心地などについて評価が寄せられているという。

 陳氏は、UAEの規制環境に加え、道路インフラや移動需要、新エネルギー関連インフラなどが、自動運転タクシーの有料サービスに適した条件になっていると説明。ドバイでビジネスモデルを確立できれば、中東市場への事業拡大につながるとの見方を示した。

 文遠知行は現在、中東地域に200台を超える自動運転タクシーを配備しており、中東事業はすでに営業利益を確保している。今後、ドバイやアブダビ、サウジアラビアのリヤドなどで事業を拡大する計画だ。

 小馬智行も2026年下半期にドバイで自動運転タクシーの商業サービスを開始する計画だ。同社の国際広報ディレクター、王露迪氏は、UAEではスマートカーや海外ブランドへの消費者の受容度が高まっているほか、政府の支援やデジタルインフラ、実証・運用環境が自動運転技術の導入に適していると説明した。

 RTAの局長兼執行理事会会長、マタル・アル・タイヤー氏は、中国企業との長期的な協力を深め、交通インフラやデジタル技術、AI分野の技術やソリューションをドバイの交通プロジェクトに活用していく考えを示した。

ドバイの街中を走る「蘿蔔快跑」の自動運転タクシー。(画像提供:人民網)

 
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