中国山西省の太原衛星発射センターで8月25日、運搬ロケット「長征6号C遥1」が打ち上げられ、科学教育衛星「ハルビン号」が予定軌道に投入された。ハルビン号は、黒竜江省で初めて小中高生が開発に参加した科学教育衛星となる。新華社が伝えた。
ハルビン号は、青少年の宇宙科学教育や実習に活用する小型衛星で、質量は約18.7キロ。高度約500キロの太陽同期軌道を周回する。高解像度カメラ、科学教育用ディスプレー、小型カメラ、偏光カメラ、アマチュア無線中継器などを搭載している。
ハルビン号では、小中高生が開発から打ち上げ後の利用まで幅広く関わった。プロジェクトはハルビン市教育局、ハルビン工業大学、中国航天科技国際交流センターが共同で立ち上げ、ハルビン工業大学附属中学を中心に、ハルビン市航天創新人材育成連盟に加盟する77の小中高校が参加している。
小中高生はハルビン工業大学の衛星開発チームの指導を受けながら、搭載機器の設計、装置の調整、打ち上げ後の衛星利用などに取り組んだ。大学側の開発チームも若手を中心に構成され、学部生、大学院生のほか、卒業後に大学に残った若手教員が主要メンバーを務めている。
ハルビン工業大学航天学院の博士課程生は、「この衛星を通じて、より多くの青少年に実際の宇宙開発に参加する機会を持ってほしい」と述べた。また、開発を通じて、生徒たちは疑問を持つところから設計、実験、改良まで、一連の科学研究の進め方を体験できたと説明した。

(画像提供:人民網)