2026年09月01日-09月04日
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地球と月の間でレーザー通信 40万キロ超で高速双方向通信

2026年09月02日

 中国科学院空間応用工学・技術センターは8月26日、地球と月の間の40万キロメートルを超える距離で双方向レーザーリンクを構築し、双方向の高速レーザー通信を実現したと発表した。科技日報が伝えた。

 宇宙レーザー通信は、レーザーを利用して情報を伝送する通信方式で、広い帯域幅や高速通信、高精度な指向性などの特徴がある。一方、地球と月の間のように距離が数十万キロメートルに及ぶ場合、レーザーを正確に照射することや、地上に届く微弱な信号を受信すること、伝送速度を高めることが課題となる。中国科学院空間応用工学・技術センターの楊雷研究員によると、研究チームは衛星軌道や望遠鏡の設置誤差、大気屈折、レーザーの飛行時間などを考慮して衛星と地上望遠鏡の位置合わせを行うとともに、単一光子を検出できる高感度検出器や信号識別アルゴリズムを使用した。

 研究チームはデータ処理技術も改良し、今回の試験では上り1.25Mbps(メガビット毎秒)、下り100Mbpsの通信速度を実現した。楊氏によると、8K解像度の月面画像を伝送する場合、従来の5Mbpsのマイクロ波通信では約4~5分かかるのに対し、100Mbpsのレーザー通信では約12秒となる。

 楊氏は、今回の技術について、今後の有人月面着陸や月科学研究ステーションの建設、深宇宙探査などでの高速データ通信への活用を想定していると説明した。

 
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