中国の火星探査「天問3号」ミッションが初期試作段階に入った。中国科学院院士で同ミッションの首席科学者を務める侯増謙氏が3日、深宇宙探査(天都)国際会議で明らかにした。現在、各種技術の開発に加え、火星サンプルの採取地点や採取方法の検討、汚染防止に向けた技術開発などが進められている。中央テレビニュースが伝えた。
天問3号は2028年前後に打ち上げ、2031年前後に火星のサンプルを地球へ持ち帰る計画で、実現すれば人類初の火星サンプルリターンとなる可能性がある。ミッションでは、宇宙生物学や惑星地質学など複数分野の研究を進め、火星や地球外生命への理解を深めることを目指している。
侯氏は、ミッションの準備と並行して、科学者チームが「どこで採取するか」「どのように採取するか」「サンプルの汚染をどう防ぐか」といった重要課題について、関連技術の開発や施設の建設を進めていると説明した。

(画像提供:人民網)