中国科学院院士(アカデミー会員)で、火星探査ミッション「天問3号」の首席科学者を務める侯増謙氏は9月28日、中国が次世代の火星全域地質図を作成し、2028年末の完成を予定していると明らかにした。火星の地質年代区分について、中国が策定した基準を地質図に反映する。中央テレビニュースが伝えた。
侯氏によると、地質図には火星探査車「祝融号」による観測成果も盛り込む。祝融号の観測からは、火星に35億年前、大陸規模の古代海洋が存在していた可能性や、16億年前に短期間の洪水が発生していた可能性が示されている。
次世代の火星全域地質図と合わせて、縮尺5万分の1の着陸区域地質図や、分野別の地図集も作成する。これらは「天問3号」の科学的準備に活用するほか、月、金星、小惑星などを対象とした今後の地質図作成にも応用する計画だ。

(画像提供:人民網)
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