2026年10月19日-10月23日
トップ  > 中国 科学技術ニュース >  2026年10月19日-10月23日 >  グリーンアンモニア1000トン、専用船から大型貨物船へ補給

グリーンアンモニア1000トン、専用船から大型貨物船へ補給

2026年10月20日

 中国浙江省舟山市で13日、専用バンカリング船「盛航永楽」号から、21万トン級のアンモニア燃料ばら積み貨物船にグリーンアンモニア1000トンが補給された。補給を受けた貨物船はオーストラリアに向かい、商業運航を開始する予定だ。人民網が伝えた。

 中国能源建設集団傘下の中能建氫能源の党委員会書記兼董事長である李京光氏は、今回の燃料補給について、ベルギーの海運大手「CMB.TECH」、江蘇安徳福能源科技と共同で実施したと説明した。グリーンアンモニアの生産から貯蔵・輸送、船舶への補給、利用までの一連の工程をつなぐ取り組みであり、中国のグリーンアンモニア産業が小規模な実証から商業ベースでの継続的な運用へと移行しつつあるとの認識を示した。

 国際海事機関(IMO)は、2050年ごろまでに国際海運の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。こうした脱炭素化への対応を背景に、海運業界では代替燃料の商業利用や供給体制の整備が課題となっている。

 業界関係者によると、グリーンアンモニアは、風力・太陽光・水力などの再生可能エネルギーと空気中の窒素を利用して製造できる。製造から利用までのライフサイクル全体で温室効果ガス排出量を抑えられるほか、液化による貯蔵・輸送が可能で、既存の危険化学品向け貯蔵・輸送インフラも活用できる。こうした特性から、外洋海運の脱炭素化に向けた代替燃料の一つとして、商業利用が期待されている。

(提供元:人民網)

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

中国科学技術ニューストップへ
上へ戻る