中国の上海電気集団が生産したグリーンメタノール8000トンが17日、上海洋山港でフランスの海運大手CMA CGMの貨物船に補給された。新華社が伝えた。
グリーンメタノールは、海運や化学工業などの分野で炭素排出量を削減するための代替燃料の一つとなっている。上海電気集団の朱兆開総裁は、今回の補給について、グリーンメタノールの大規模生産から陸上・海上輸送、貯蔵、港湾での補給、船舶での利用まで、供給体制が整ったと説明した。
今回補給されたグリーンメタノールは、主に上海電気が吉林省洮南市で進める「風力発電・バイオマス結合型グリーンメタノール一体化実証プロジェクト」で生産された。洮南市のトウモロコシの茎などのバイオマス資源と、風力発電による電力を利用して製造したグリーン水素を原料として活用している。
このグリーンメタノールは、生産から利用までの全工程で化石資源や石炭を原料として使用しておらず、従来のメタノールと比べ、ライフサイクル全体の炭素排出量を65%以上削減できるという。