山が険しく、森林が密集し、雨や霧などで天候が変わりやすい雲南省の哀牢山で、車輪と脚を備えたロボットが野外科学調査に参加した。雲深処科技が開発した輪足型ロボット「山猫M20S」で、研究者とともに原生林の奥深くまで入り、危険箇所の事前調査や生物観測、映像記録、物資輸送を担当した。哀牢山でエンボディドAIロボットを使った野外科学調査が行われるのは初めてという。銭江晩報が伝えた。
哀牢山は横断山脈の東縁に位置し、多様な生物が生息する地域として知られている。人為的な影響が比較的少なく、亜熱帯山地の湿潤常緑広葉樹林が広がっている。中心部には道が整備されていない場所も多く、倒木や岩、渓流沿いのぬかるみなどが移動の妨げとなる。「山猫M20S」は関節の可動域が広く、車輪走行と歩行を状況に応じて切り替えることができる。狭い林道では車輪で移動し、倒木や岩の多い場所では脚を使って乗り越える。
同ロボットは、人間の目では見落としがちな林床の狭い場所にも入り込める。今回の調査では、「冥界の花」とも呼ばれるギンリョウソウモドキを撮影した。ギンリョウソウモドキは菌類から栄養を得る植物で、地上に姿を現す期間は1年のうち約40日とされる。野外で撮影された映像は少なく、今回の映像は今後の植物研究に活用される。

(画像提供:人民網)
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