2026年10月19日-10月23日
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太陽探査衛星「羲和号」、打ち上げ5年 観測データを16カ国が利用

2026年10月22日

 中国初の太陽探査科学技術試験衛星「羲和号」が2021年10月14日に打ち上げられ、中国は専用衛星による宇宙からの太陽観測を開始した。新華社が伝えた。

「羲和号」の打ち上げから今年10月14日で5年となった。この間、同衛星は宇宙空間から太陽のHα線スペクトルを走査して画像を取得する観測を実現し、太陽大気の自転を示す3次元画像を作成した。また、研究チームは太陽風が発生する領域の彩層の速度場を分析し、太陽風と彩層の運動特性との関係を明らかにした。さらに、太陽黒点上空の各層の大気速度場を分析し、光球から彩層までの高度差1500キロメートルにわたる3次元流場を構築した。これらの観測成果は、太陽物理学の研究に活用されている。

「羲和号」は設計寿命の3年を超えた現在も稼働している。取得したデータ量は1.2ペタバイト(PB)に達し、16カ国の研究チームに利用されている。また、これまでに100本以上の研究論文が国際的な学術誌に掲載された。

 2025年12月には、太陽探査衛星「羲和2号」による太陽・地球系の第5ラグランジュ点(L5)での探査計画が中国国家航天局から承認され、2026年1月に開発が始まった。

「羲和号」の科学・応用システムのチーフエンジニアを務める南京大学天文学・宇宙科学学院の李川教授によると、太陽の立体探査は「国家宇宙科学中長期発展計画(2024~2050年)」で定められた優先発展分野の一つだ。これまでに世界で70機以上の太陽探査機が打ち上げられており、「羲和2号」は太陽・地球系のL5点に長期間配置し、地球とは異なる角度から太陽を観測することを目指している。

 このほか、中国科学院院士(アカデミー会員)で「羲和号」の科学総顧問を務める方成氏は、「中国は『夸父2号』の開発計画も進めている。太陽の極域上空を飛行して観測する探査機で、異なる角度から太陽を観測することで、立体的な探査体系を構築する」と述べた。

(画像提供:人民網)

(提供元:人民網)

 
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