2026年10月26日-10月30日
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中国のリチウム電池輸出36.4%増 内陸と沿海部を結ぶ物流網

2026年10月30日

 中国の2026年1~9月の貨物貿易の輸出入総額は、前年同期比18.8%増の39兆9400億元(1元=約24円)に達した。このうち、電気自動車(EV)、リチウムイオン電池、風力発電設備とその部品などのグリーン製品の輸出額は、それぞれ前年同期比72.3%、36.4%、22.4%増となった。中央テレビ網が伝えた。

 現在、中国には海外との通関地が313カ所あり、このうち水上輸送の通関地が125カ所、航空輸送が86カ所、陸上輸送が102カ所となっている。

 こうしたリチウムイオン電池の輸出を担う主要港の一つが、福建省のアモイ(厦門)港だ。福建省のリチウムイオン電池の年間輸出額は3年連続で1000億元を超えている。多くの新エネルギー関連企業が海外向けの輸送にアモイ港を利用している。

 従来、貨物船がアモイ港に出入りして貨物を積み降ろす際には、海事、港湾、埠頭、水先案内など約10の関係機関・企業と個別に連絡を取る必要があり、機関同士の情報共有も十分ではなかった。しかし、現在はアモイ港の運航調整センターが、従来の「1対多数」の対応方式を、各機関が連携する「多数対1」の方式に変更した。これにより、貨物船側は同センターを窓口として手続きを進められるようになり、センターが各機関の業務を調整している。

 また、アモイ市の各通関地の関係機関や港湾・海運関係機関は、リチウムイオン電池産業の新たな需要に対応し、コンテナ型リチウムイオン電池蓄電システムの海上安全輸送ガイドラインを策定するなど、これまで明確でなかった関連製品の海上輸送に関する技術基準を整備している。

 さらに、「新御三家」(電気自動車、リチウムイオン電池、太陽電池)関連貨物の入出港手続きを支援する専用ルートを設け、リチウムイオン電池などの新エネルギー電池製品の安全管理や輸出手続きの効率化を進めている。

 アモイ港から輸出されるリチウムイオン電池には、遠く離れた四川省宜賓市の工場で製造されたものも多い。海に面していない内陸都市の宜賓市から、どのように海外へ輸出しているのか。

 原料となるリチウム鉱石は、海外から海上輸送で上海に到着した後、長江を2800キロメートル以上さかのぼって宜賓市まで運ばれる。

 宜賓市の港に到着したリチウム鉱石は、一次加工を経て、工場でリチウム塩に精製される。その後、正極材・負極材などの材料から電池セルが製造され、最終的に駆動用バッテリーに組み立てられる。宜賓市から出荷された駆動用バッテリーは、深圳港、アモイ港、上海港などへ運ばれ、各港から海外へ輸出される。

(提供元:人民網)

 
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