2025年04月
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バイオテクノロジー庁とアッサム州、BioE3政策下のパートナーシップでMoU調印 インド

インドのバイオテクノロジー庁(DBT)は3月12日、DBTとアッサム州がBioE3(経済・環境・雇用のためのバイオテクノロジー)政策の下で了解覚書(MoU)に調印したと発表した。

(出典:PIB)

この中央と州のパートナーシップは、BioE3の枠組み下で初めてのものであり、アッサム州における持続可能なバイオテクノロジーのエコシステムを育成し、高性能なバイオ製造を加速させる目的がある。

このMoUの調印は、DBTとアッサム州による広範な協議やハイレベル会合、協力的努力の集大成である。このMoUにつながる画期的な一歩は、先月、ジテンドラ・シン(Jitendra Singh) 科学技術相が議長を務めたセンター・ステート・パートナーシップ・コンクラーベで、州政府がDBTとの協力関係を促進し、BioE3政策を推進する組織を設置するよう奨励したことにある。

調印式には、ニューデリーのDBT本部で、DBT長官兼BRIC局長兼BIRAC会長であるラジェッシュ・ゴカレ(Rajesh Gokhale)氏、アッサム州の首席秘書であるラヴィ・コタ(Ravi Kota)博士、DBTの上級顧問であるアルカ・シャルマ(Alka Sharma)博士、アッサム州の科学技術・気候変動相であるパラブ・ゴパール・ジャ(Pallav Gopal Jha)氏、BIRACのマネージング・ディレクターであるジテンドラ・クマール(Jitendra Kumar)博士といった要人が出席した。

DBTとアッサム州の間で締結されたMoUは、BioE3政策の下での中央と州の協力を意味するだけでなく、変革的なイノベーションや持続可能な経済成長、包括的な雇用機会の新時代の基礎を築くものでもある。このパートナーシップにより、DBTとアッサム州は、今後何世代にもわたってインドに利益をもたらし、レジリエンスと環境に配慮したバイオテクノロジーのエコシステムへの道筋を示して行くことになる。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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