インド工科大学マドラス校(IIT-M)は1月2日、同校の国際展開を担うIIT-M Global Research Foundationを学内で立ち上げ、教育・研究・イノベーション・起業を世界規模で推進する「多国籍大学」を目指す取り組みを開始したと発表した。
立ち上げ式典では、インドのS・ジャイシャンカル(S. Jaishankar)外相がIIT-M Globalの発足を告げるとともに、一般向けに研究施設やイノベーション拠点を公開するオープンハウスを含むIIT-M Festival Fortnightも開幕した。年次技術祭シャーストラ(Shaastra)2026は1月2~6日、年次文化祭サーラン(Saarang)2026は1月8~12日に開催された。
IIT-M Globalは、IIT-Mの学術・研究・イノベーションの強みを海外に展開するための持続可能かつ拡張可能なプラットフォームとして構想されている。展開の一環として、米国3件、英国1件、ドイツ3件、ドバイ3件、シンガポールとマレーシアを含むアジア太平洋地域3件、India-for-Globalイニシアチブに基づく6件の了解覚書(MoU)を結んだ。これらのパートナーシップは、共同研究や産業界・スタートアップ連携、人材・知識交流、ディープテック・イノベーションの社会実装に焦点を当てている。
IIT-MのV・カマコティ(V. Kamakoti)学長は、技術移転の機会探索、地球規模の課題に取り組む共同プロジェクト、スタートアップの海外展開支援、海外投資の呼び込みという4本柱で国際協力を進めると説明した。米国、ドバイ、マレーシア、ドイツなど5カ所に拠点を展開し、成果に応じて拡大する方針としている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部