2026年04月
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グリーン燃料の基準を公表 インド新・再生可能エネルギー省

インド新・再生可能エネルギー省(MNRE)は3月7日、グリーン水素派生燃料の取引加速に向け、インドのグリーンアンモニアとグリーンメタノールの基準を公表したと発表した。

この基準は2月27日に通知され、両製品を「グリーン」と認定するための排出基準や適格条件を定めたものである。通知によると、グリーンアンモニアは、グリーン水素の製造、アンモニアの合成、精製、圧縮、現地貯蔵に伴う非生物起源の温室効果ガス排出量を、過去12カ月平均でアンモニア1kg当たり0.38kg CO2換算以下とした。グリーンメタノールは、グリーン水素の製造、メタノールの合成、精製、現地貯蔵に伴う排出量を、過去12カ月平均でメタノール1kg当たり0.44kg CO2換算以下と定めた。

また、グリーンメタノールの製造に使うCO2は、生物由来の供給源、直接空気回収(DAC)、既存の産業由来の供給源から調達できるとした。MNREは、適格なCO2供給源を今後改訂できるとし、その変更は将来に向けて適用し、適切な既得権保護規定も設けるとしている。

さらに、グリーンアンモニアとグリーンメタノールの製造で用いる再生可能エネルギーには、再生可能エネルギー由来の電力を蓄電したものや、適用規則に従って系統にバンクした電力も含めた。測定、報告、監視、現場検証、認証の詳細な方法は別途示す予定である。通知前に公示された入札などは原則として従来条件を適用するが、実行可能で当事者が合意すれば新基準に合わせることもできる。今回の基準は、肥料、海運、電力、重工業などの脱炭素化を後押しし、インドのグリーン燃料の生産・輸出国としての地位強化につながるとしている。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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