蔚山科学技術大学校(UNIST)は6月3日、革新的技術を促進し、テクノロジー系スタートアップの成長と発展を支える持続可能で競争力のあるエコシステムを確立するために韓国信用保証基金(KODIT)と戦略的パートナーシップ協定を締結したと発表した。

この協定は、UNISTが開発した革新的技術の普及、技術移転と商業化、収益創出、研究開発への再投資を通じて、テクノロジー系スタートアップのエコシステム内に好循環を生み出すことを目的としている。了解覚書(MoU)の調印式は5月23日に行われた。

協定に基づき、KODITの金融・非金融サービスの潜在的利用者と、UNISTの教員や学生が設立した有望なスタートアップを積極的に結び付ける取り組みが実施される。

KODITは、UNISTが推薦する企業を対象とする支援プログラムを通じて技術移転をサポートし、商業化につながる技術開発を促進するとともに、教員や学生のスタートアップの専門化や投資誘致プログラムに対して金融・非金融面での支援を行う。

UNISTのイ・ヨンフン(Lee Yong Hoon)学長は、「UNISTの研究活動からこれまでに、教員・学生のスタートアップ164社が設立され、その多くがKODITの支援を受けて成功している。KODITとの継続的な協力を通じ、テクノロジー系スタートアップのためにプラスのフィードバックループを生み出すための先導的役割を引き続き果たしていく」と述べた。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部