韓国科学技術情報通信部(MSIT)は7月11日、バイオ素材資源バンクが提供する素材やサービスに関する情報を総合的にまとめた「2024年バイオ素材資源バンク利用ガイド」を発行したことを発表した。
MSITと関係省庁は、14の主要分野でバイオ素材クラスターを育成する省庁横断的なプロジェクトを通じて、バイオ産業やバイオ研究における主要バイオ素材の利用を推進している。「2024年バイオ素材資源バンク利用ガイド」は、14のバイオ素材クラスターと40の素材資源バンクを網羅しており、素材資源バンクとバイオ素材に関する情報を一冊で閲覧できるようにすることで、利便性を高めている。
利用ガイドには、素材資源バンクの紹介、サービスの種類(寄託、配布、教育、試験分析等)、サービスの詳細、申込み方法などが掲載されている。各セクションには、価格情報や関係者の連絡先も記載されており、素材資源バンクへのアクセスを容易にする。
さらに、優れたバイオ素材の紹介や関連研究、国産バイオ素材の利用を促進するためのケーススタディを掲載した「素材資源バンク・バイオ素材ハンドブック」も発行された。このハンドブックでは、各素材資源バンクの優れたバイオ素材に焦点を当てて、研究成果(論文や特許)と応用分野に関する情報を提供しており、研究分野と産業分野での素材の配布と産業化を促進することを目指す。
このガイドとハンドブックは、バイオ素材情報の統合プラットフォーム(Big One)または国家生命研究資源情報センター(KOBIC)のウェブサイトからダウンロードできる。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部