オーストラリア政府は8月6日、米国の次世代地球観測衛星ミッション「ランドサット・ネクスト(Landsat Next)」に豪州が正式に参加したことを伝えた。
ランドサット・ネクストの共同声明に署名するペニー・ウォン(Penny Wong)豪外相(左)とアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官
(出典:豪政府)
ペニー・ウォン(Penny Wong)豪外相とアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は8月5日、米ワシントンでこのパートナーシップに関する共同声明に署名した。
「ランドサット・ネクスト」は米航空宇宙局(NASA)と米地質調査所(USGS)が長期にわたり継続しているランドサット衛星による地球観測ミッションの最新計画であり、これまでよりも高い解像度と忠実度でデータを捕捉できると期待されている。衛星の打ち上げは2030年後半から2031年前半に計画されている。
今回のパートナーシップは、ランドサットミッションにおける豪州地質調査所(Geoscience Australia)とUSGSとの約50年間にわたる連携をさらに拡大するものとなる。
豪政府は、ランドサット・ネクストは、より優れたデータ収集・解析能力により、豪州の以下のような活動に役立つと述べている。
豪州は重要な地上局インフラ、人員、サービス、科学の提供を通じてこのミッションを支援する。豪州地質調査所は、アリススプリングス(Alice Springs)にある地上局の設備を強化し、より高度な空間データ処理・解析能力を提供するとしている。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部