シンガポールのデジタル開発・情報省(MDDI)は1月24日、国家AI研究開発(NAIRD)計画の下、2025~2030年の5年間で10億シンガポールドルを超える追加投資を行うと発表した。
今回の投資は、シンガポールの公的なAI研究能力を強化し、国際的な研究競争力を高めることを目的としたもので、国家AI戦略(NAIS)2.0および研究・イノベーション・企業(RIE)計画に基づく既存のAI研究の取り組みを基盤としている。MDDIは、進行中の研究活動を拡大し、重要なAI研究課題に取り組むことで、同国のAI研究拠点としての位置付けを強化するとしている。
NAIRD計画では、3つの重点分野が示された。
シンガポールでは2019年にNAISを開始して以降、企業や市民にとって有益なAIソリューションの開発と導入を進めてきた。2023年には、AIを公共の利益のために活用することを目標に、NAIS 2.0が策定された。MDDIは、研究がAI施策における主要な推進要素であり、国内の技術力を高め、AI研究分野での国際的な競争力を維持する基盤になっていると位置付けている。
こうした研究活動を支える場として、シンガポールAIリサーチウィーク(SGAIRW)が開催されている。2026年は1月19~27日に実施され、第40回人工知能振興協会(AAAI)カンファレンスと併催された。期間中は、政府、研究機関、産業界から25以上のパートナーが参加し、40の関連イベントが行われた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部