2026年09月
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ベトナム、ロシアとの戦略技術協力強化へ5つの方針を提案

9月9日、モスクワを訪問したベトナムのトー・ラム(To Lam)共産党書記長兼国家主席は、ベトナム・ロシア科学技術フォーラムに参加し、両国の科学技術協力を強化するための5つの協力方針を提案した。ベトナムは科学技術とイノベーション、デジタル変革を成長モデル刷新の原動力と位置付けており、ロシアとの協力を新たな高みへ引き上げる考えを示した。

同書記長は、従来の研究者交流や人材育成に加え、「技術の共同習得」「製品の共同開発」「市場への共同参入」に重点を置くべきだと強調した。これを実現するため、以下の5つの協力方針を提案した。

  1. 戦略的技術協力を両国の包括的戦略的パートナーシップの新たな柱へと高めること
    優先協力分野として、原子力、新エネルギー、宇宙・衛星技術、半導体、マイクロエレクトロニクス、量子技術、AIなど
  2. 新時代の両国協力の象徴となる大型プロジェクトの立ち上げ
    原子力科学技術センターは、その代表例
  3. 企業を科学技術イノベーション協力の中心に据えること
    ロシア企業によるベトナムへの投資や技術移転促進、ベトナム企業のロシア進出支援、研究開発から商業化までの橋渡し
  4. 若手研究者や専門家への積極的な投資
    21世紀のグローバルな技術課題に対応できる次世代研究者の育成
  5. 具体的かつ測定可能な評価の仕組みの確立
    ベトナム・ロシア教育・科学技術協力合同委員会の役割を引き続き活用するとともに、主要な科学技術プロジェクトの定期的な見直しメカニズムの検討

同書記長は、今後の両国の科学技術協力は、代表団の往来や協定締結数ではなく、より実質的な成果によって評価されるべきであると指摘した。具体的には、共同で習得した技術や開発した製品、共同投資案件、人材育成の成果などが新たな評価指標になるとの考えを示した。

サイエンスポータルアジアパシフィック編集部

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