2026年06月01日-06月05日
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サトウキビの甘さを決める仕組みに迫る 中国チームが遺伝子解析

2026年06月04日

 中国熱帯農業科学院熱帯バイオテクノロジー研究所は、関連研究機関と共同で、サトウキビの茎に糖が蓄積する仕組みを遺伝子レベルで解析した。研究チームは、倍数体作物に対応した遺伝基盤解析フレームワークを構築し、茎の柔細胞が糖を蓄える仕組みを明らかにした。関連する論文は5月27日、国際学術誌「Nature」にオンライン掲載された。新華社が伝えた。

 研究チームは、世界19の主要産地から収集した981点のサトウキビ材料について体系的な再シーケンシングを行い、サトウキビ集団の遺伝資源データベースを構築した。研究の結果、サトウキビの茎にある柔細胞が糖を蓄える役割を担っており、その糖含量が遺伝子によって制御されていることが分かった。

 研究者らは、サトウキビの茎にある柔細胞の発達を制御する重要な遺伝子を特定した。また、新技術の開発・統合・導入により、複雑なサトウキビゲノムの高精度アセンブリを行い、高品質なハプロタイプ分解ゲノム「蔗王」を構築した。これにより、高糖性サトウキビ品種の育成に向けた分子標的が示され、糖料作物の改良研究にも手掛かりを与えるとしている。

 これらの研究成果は、すでにサトウキビ育種の指針として使われているという。関連技術は今後、小麦、綿花、ジャガイモなど、他の倍数体作物のゲノム研究や分子育種に応用される可能性もある。

 
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