中国安徽省蕪湖市で、長江を航行する船舶にドローンで物資を届けるサービスが運用されている。安徽省東匯ドローン配送サービス拠点では、物流ドローンが停泊中の船舶に向けて飛び立った。人民網が伝えた。
ドローンは5分後、目的の船舶上空に到着した。ゆっくりと降下し、乗組員が注文した物資を甲板へ投下した後、自動で拠点へ戻った。
長江で10年以上働く船員にとって、こうした光景は珍しいものではなくなった。しかし、以前であれば、水上で荷物を受け取れるとは考えられなかったという。
長江の蕪湖区間では、毎日2000隻以上の船舶が行き交い、船員は2万人近くに上る。年間を通じて水上で生活する船員にとって、米一袋や小包一つ、急ぎで必要な医薬品一本でさえ、簡単には手に入らなかった。
船員がこうしたドローン配送を利用できるようになった背景には、安徽省東匯ドローン配送サービス拠点の整備がある。
安徽東匯儲運股份有限公司の汪国罕総経理は、「同拠点は蕪湖市の東匯港務埠頭にあり、2024年9月に運用を開始した。ドローンを使って長江航路上の船舶に物資補給サービスを提供し、船員が岸に着いて買い物をする従来の生活スタイルを変えた」と説明した。
汪氏によると、拠点で使われている物流ドローンの最大積載重量は40キログラムで、飛行半径は8キロメートル。秒速15メートルで飛行し、通常は1回の配送を10分以内で終える。
以前は、船主が注文した物資を受け取るには半日がかりだった。現在は、船舶が配送エリアに入れば、必要な物資をドローンで受け取れる。
運用開始以来、同拠点は累計2575回の配送を行い、配送した貨物の総重量は10.3トンに達した。総飛行距離は1万1307キロメートル、総飛行時間は296時間で、これまでに2000隻以上の船舶にサービスを提供している。

(画像提供:人民網)