中国湖北省武漢市の武漢東湖新技術開発区(光谷)で、家庭向け人型ロボットの体験運用が始まっている。6月5日、150平方メートルのマンションで記者が「パンを取ってきて、それから電子レンジで手羽先を温めて」と指示すると、料理が食卓に運ばれるまで8分足らずだった。中国新聞網が伝えた。
このロボットは5月20日に武漢で発表され、現在は最初の100台が地域コミュニティに配備されている。身長は167センチで、手はグリッパー型、足は車輪ベース。設置面積は1平方メートル未満で、充電時間は2時間、連続稼働時間は8時間となっている。初めて家庭に入ると3次元マップを作成し、家具の位置を認識する。レイアウトが変わった場合も、音声で指示すれば数分以内に情報を更新できる。
同ロボットは、食品の加熱、食器洗い、衣類の折り畳み、テーブル清掃など7種類の作業を実行できる。食品の加熱だけでも、物をつかむ、ドアを開閉する、時間を計るなど十数段階の工程があり、それぞれ訓練と調整が重ねられている。
開発プロジェクトマネージャーの尚登科氏は、今後は絵本の読み聞かせや付き添い、ペットの排泄物処理などにも対応させる考えを示した。一方で、人型ロボットは現時点では1台当たりのコストが高く、多くの家庭には受け入れにくい水準だとも説明した。
湖北省人型ロボット産業連盟によると、同省は人型ロボット産業の実施案を打ち出し、総額100億元(1元=約24円)規模の産業投資マザーファンドを設立した。武漢光谷には30社以上の関連企業が集まっている。

(画像提供:人民網)