2026年07月01日-07月03日
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AI人材争奪戦、中国で激化 大手テック企業が求める人材とは?

2026年07月01日

 中国の大手テック企業の間で、AI人材の獲得競争が激しくなっている。AIの急速な発展にともない、今年に入ってからAIエンジニア、データエンジニア、半導体エンジニアといった人気職種の人材ニーズが高まり続けている。中国新聞網が伝えた。

 清華大学電子工学部の修士課程を修了したある学生は、2025年8月初旬から就職活動を始め、複数回の面接を経て、字節跳動(バイトダンス)、阿里雲(アリババクラウド)、騰訊(テンセント)など複数社からアルゴリズム関連職の内定を得た。大規模AI(人工知能)モデルの応用イノベーションに関心があったことから、最終的に美団の2026年新卒採用プロジェクト「北斗計画」の内定を受け、7月初旬に正式に入社することになった。

 この学生は、面接で最も重視された点について、「業務シーンにおける問題を、AI技術で解決できる課題として抽象化できるかどうかだった」と振り返った。大規模AIモデル関連職では、知識量やプログラミング能力だけでなく、技術全体への理解や、特定分野における体系的な見方が求められるという。

 同じく美団の2026年新卒採用で内定を得た別の学生は、「大手企業は、システム化や仕組みづくりにおけるイノベーション能力、協働能力をとりわけ重視する」と指摘した。インターン期間中には、担当業務の管理フローを整理し、仕組みとしてまとめたことが評価されたという。

 求人サイトの智聯招聘がこのほど発表した報告書によると、インターネット産業は、2026年1~5月の新卒生求人トップ10業界で1位となった。職種別では、AIエンジニアの求人数が前年同期比31.1%増となり、新卒生向け求人の増加率でトップだった。2位はデータエンジニアで28.3%増、3位は半導体エンジニアで11.1%増だった。

 冒頭で紹介した学生は、内定を得たインターネット企業の大規模AIモデル関連のアルゴリズム職について、年収が100万元(1元=約24円)を超えるケースが多かったと明らかにした。

 対外経済貿易大学国家対外開放研究院の李長安研究員は、「現在、AI分野の技術職に対する需要は急速に拡大しており、アルゴリズムや半導体などの専門人材は、大手各社が獲得を競う中核的な人材になっている」と説明。「現在のインターネット大手の採用では、求職者の総合的な適合度がより重視されている。求職者には一定の技術理解力に加え、柔軟な応用力とイノベーション思考も求められる。新卒生の場合、自分の専門分野の強みをAIツールと深く結び付けることで、差別化された競争力を持つことができる」との見方を示した。

 
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