中国では、政府が「新たな質の生産力」と位置づける先進製造業や新エネルギーなどの分野で、学部卒業生の採用が拡大している。第三者調査機関の麦可思(MyCOS)が発表した調査報告書で明らかになった。中国新聞網が伝えた。
報告書は、2021~25年卒の大学卒業生を対象に、卒業半年後の教育成果を追跡評価したデータを基に、「新たな質の生産力」関連分野における人材の受け入れ状況と就業の質を分析している。
報告書によると、先進製造業、先端機器製造業、新エネルギーなど、「新たな質の生産力」を代表するとされる分野では、過去5年間に新卒学部卒業生の採用割合が上昇した。電子・電気機器製造業に就職した学部卒業生の割合は、2021年卒の6.2%から25年卒の7.0%へ上昇した。機械機器製造業では2.6%から4.2%に上昇した。機械系、計測・制御系、自動化系などの工学系学科は、引き続き先端機器分野への主な人材供給源となっている。また、電力・熱供給・ガス・水道事業に就職した学部卒業生の割合も、2021年卒の2.6%から25年卒には3.5%に上昇した。報告書は、新エネルギー発電分野で人材の受け入れが拡大しているとしている。
2025年卒のうち、「新たな質の生産力」関連分野への就職者が多かった工学系の上位10専攻は、ソフトウェア工学、自動化、コンピューター科学・技術、通信工学、電子情報工学、自動車工学、電気工学および自動化、機械設計製造および自動化、メカトロニクス工学、材料成形・制御工学だった。