中国船舶集団(CSSC)傘下の広船国際は21日、太陽光発電システムを搭載した1万800台積みのLNGデュアル燃料自動車運搬船を韓国海洋振興公社に引き渡した。中船貿易と共同で建造したもので、契約書への署名はオンラインで行われた。中国が引き渡した1万台級自動車運搬船としては4隻目で、同クラスで太陽光発電システムを搭載した船としては世界初となる。科技日報が伝えた。
同船は広船国際と上海船舶研究設計院が共同開発し、ノルウェー船級協会(DNV)と韓国船級協会(KR)の船級を取得した。全長230メートル、垂線間長225.5メートル、幅40メートルで、燃料油と天然ガスを使用するデュアル燃料推進方式を採用している。軸発電機に加え、最大出力200キロワット(kW)の系統連系型太陽光発電システムを搭載した。1日の日照時間を5.5~7.0時間とした場合、発電量は約1000キロワット時(kWh)となる。排出基準は国際海事機関(IMO)のTier III基準を満たし、搭載する天然ガスだけで全航程を航行できる。
船内には14層の自動車甲板があり、9層が固定式、5層が昇降式となっている。乗用車、バン、コンテナを積載したトレーラー、大型トラックなどを輸送できる。車両以外にも、国際海上危険物規程(IMDGコード)に基づいて梱包された一部の危険物を積載できる。
同船は引き渡し後、韓国の現代グロービスに用船され、アジアと東南アジア、北米、欧州を結ぶ自動車輸送に投入される予定だ。

(画像提供:人民網)