中国湖北省武漢市では、ドローンを使った「城市智眼」システムが運用されている。機体は自動で離着陸し、飛行禁止区域を除く市内の任意の地点に5分以内で到達できる。科技日報が伝えた。
武漢市測量研究院は7月29日、大疆(DJI)産業応用部門と共同で、同システムの運用状況を発表した。機体の配置範囲は中心市街地で半径2~3km、開発区と新市街地で4~5km。交通管理、環境保護、緊急対応、水資源など16の市レベル業務プラットフォームに接続され、累計飛行距離は47万kmを超えた。
システムは、ドローン監視網、クラウド制御プラットフォーム、AIアルゴリズムライブラリ、各種用途で構成される。低空域の時空間情報をグリッド化し、機体の運航調整、飛行ルートの自動生成、障害物の回避、複数拠点を使ったリレー飛行などに活用している。
数十種類の都市管理向けAIモデルも搭載しており、撮影した映像から対象を識別するほか、飛行後には都市の実景を再現した3次元モデルを生成できる。
「城市智眼」は2024年8月に運用を開始した。現在は50種類以上の用途があり、武漢市内には146カ所の無人運用拠点が整備されている。
交通管理では、通報から数分以内に現場を確認し、AIを使って道路上での営業行為や違法駐車の位置を特定するなど、日常業務に利用されている。