中国の全国炭素排出権取引市場の累計取引量が、7月末時点で9億3000万トンを超えたことが、国務院新聞弁公室の記者会見で明らかになった。産業分野での低コストな炭素排出削減を促し、GX(グリーントランスフォーメーション)を進める狙いがある。人民日報が伝えた。
炭素市場は、市場メカニズムを通じて温室効果ガスの排出を抑制・削減し、カーボンピークアウトとカーボンニュートラルの実現を目指す政策手段だ。中国の全国炭素排出権取引市場は、発電、鉄鋼、セメント、アルミニウム製錬を対象としており、対象排出量では世界最大となっている。「第15次五カ年計画(2026~30年)」期間には、全国炭素市場の整備をさらに進める方針だ。