2026年08月24日-08月31日
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エンボディドAIを家事・介護に 世界ロボット大会で実演

2026年08月31日

 2026世界ロボット大会が8月19日、北京市の北京経済技術開発区(亦荘)で開幕した。会場では、衣類を畳んだり、物を片付けたり、子どもと会話したりするロボットなど、家庭や介護をはじめとする生活分野での活用を想定した製品が展示された。科技日報が伝えた。

家事ロボット:衣類を畳み、物を片付ける

「未来生活」展示エリアでは、星海図(北京)人工智能科技股份有限公司のR1シリーズが衣類を畳む作業を実演した。丸めて置かれたTシャツやシャツを認識してつかみ、広げて畳んだ後、所定の場所に戻すまでの一連の作業を1分以内で行った。

 また、テーブル上の物を認識し、「文房具を左側の引き出しに片付けて」といった指示に応じて、両腕を使って移動させることもできる。R1シリーズは今年、北京経済技術開発区栄華街道の高齢者ケア施設に導入され、衣類やタオルの整理に使われている。

ロボット犬:家庭内で自律的に行動

 南京蔚藍智能科技有限公司は、四足歩行のコミュニケーションロボット「BabyAlpha A3」を展示した。今年5月に発表され、2026年下半期の発売を予定している。

 BabyAlpha A3は、自社開発のマルチモーダル・エンボディドAIと「WEILAN Hybrid X1.0」演算システムを搭載する。同社によると、演算能力は前世代製品の1000倍。ユーザーからの指示を待つだけでなく、家庭内を自律的に移動して家族を認識し、状況に応じて人に近づくなどの行動ができるとしている。

健康・介護向け人型ロボット:病室巡回や薬の配送

 軟通動力信息技術(集団)股份有限公司は、身長約145センチの健康・介護向け人型ロボット「A2インタラクティブ・インテリジェント版」を展示した。23の自由度を持ち、同社が開発した「ArtisanTongOS星雲」大脳・小脳協調OSを搭載する。タスクの計画や感情認識と、運動制御を分担して処理し、音声や映像などを使ったやり取りの応答時間は200ミリ秒未満としている。

 会場では、ロボットが指示を受けて模擬病室まで自律移動し、患者に服薬時間を知らせるデモを行った。患者の転倒を検知すると、ナースステーションに警報を送る。一連の動作は人の操作なしで行われた。

 現在は、患者への情報提供、病室巡回、薬の配送、コミュニケーション、物品や食事の配達などに対応している。将来は、先端に取り付ける器具を交換することで、リハビリテーションや生活介助にも対応する計画だ。

 同社の雒冬梅副総裁兼人工知能工学研究院院長は、反復的な作業をロボットが担うことで、医療・介護スタッフが診療やケアにより多くの時間を充てられるようにすることを目指していると説明した。

(画像提供:人民網)

 
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