2026年09月07日-09月11日
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中国、太陽光発電設備容量が石炭火力発電を初めて上回る

2026年09月08日

 中国国家エネルギー局が1日に発表したデータによると、7月末時点の太陽光発電設備容量は12億8600万キロワット(kW)に達し、初めて石炭火力発電を上回った。設備容量では中国最大の電源となった。内訳は集中型太陽光発電が7億400万kW、分散型太陽光発電が5億8200万kWだった。科技日報が伝えた。

 設備容量の増加に伴い、発電量も伸びている。今年1~7月の太陽光発電量は8024億キロワット時(kWh)で、前年同期比15.5%増となった。中国全体の電力消費量に占める割合は13%だった。一方、太陽光発電は昼夜や天候によって出力が変動するため、設備利用時間は現在も石炭火力発電を大きく下回っている。

 中国電力企業連合会規画発展部の劉志強副主任は、短期的には石炭火力発電が引き続き電力供給を支える役割を担うと指摘する。その役割は、発電量の拡大を重視するものから、需給に応じた出力調整や電力供給を支えるものへと変化しているという。太陽光や風力の発電量が多い昼間には石炭火力発電の出力を下げ、夜間や曇天・雨天で再生可能エネルギーの出力が低下した際には出力を上げる。また、電力系統の慣性力や周波数の維持にも役割を果たす。

 劉氏は、太陽光発電の設備容量増加を安定した電力供給につなげるには、新型電力システムの構築が必要だとしている。具体的には、揚水発電や新型エネルギー貯蔵の整備、石炭火力発電の調整能力向上、基幹送電網・配電網・マイクログリッドの連携、地域間の電力融通などを挙げた。

 さらに、太陽光発電などの出力を予測・調整しやすくするため、高効率太陽電池や長時間エネルギー貯蔵などの技術開発を進めるとともに、AI(人工知能)やビッグデータを発電量予測や電力系統の運用に活用する必要があるとしている。

 
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