四川省広元市昭化区の王家貢米宇宙育種試験拠点で、宇宙育種によって生まれた1600点余りの水稲が収穫期を迎えている。これらは中国南部と北部で栽培を繰り返してきたもので、研究者が手作業で株ごとに収穫し、稲穂を選別して番号を付け、個別に保管している。異なる系統が混ざらないようにし、育種データを追跡できるようにするためだ。人民網が伝えた。
王家貢米は2020年、キャリアロケット「長征5号B」に搭載され、宇宙環境を利用した突然変異育種が行われた。その後、昭化区では1000点を超える系統を選抜・育成してきた。今回収穫されているのは、海南省で栽培を重ねた後に戻されたもので、もちもちした食感や甘い香りなどの特徴を残しながら、病気への強さ、倒れにくさ、高温や低温への耐性、収穫量が改善したという。
昭化区王家貢米産業技術研究所の専門家によると、約3分の1は特徴がほぼ安定しており、試験栽培用の種や今後の品種開発に使える段階にある。残る一部は海南省でさらに栽培を重ねる。来年は、株や葉の形、収穫量、病気や気温変化への強さなどを基準に選んだものを省レベルの試験に申請し、水稲の予備試験や地域ごとの栽培試験に参加させる計画だ。

(画像提供:人民網)