中国宇宙ステーションの宇宙菜園では、サツマイモやミントなど新たな作物が育てられている。宇宙ステーションに設置された熱風式オーブンでは、手羽先やカボチャ、ケーキなどを焼くこともできる。中央テレビニュースが伝えた。
9日午前、「天宮教室・香港・マカオ特別授業」が開かれ、有人宇宙船「神舟23号」の乗組員である朱楊柱氏、張志遠氏、黎家盈氏の3人の宇宙飛行士が講師を務め、香港・マカオの児童・生徒に宇宙ステーションでの生活や科学技術について紹介した。
授業では、黎飛行士が宇宙飛行士向けの食事を紹介した。宇宙ステーションには熱風式オーブンが備えられており、密閉空間で発生する油煙を浄化できるほか、最高190℃まで加熱できる。宇宙飛行士は手羽先やカボチャ、ケーキなどを自分たちで焼くことができる。
宇宙菜園にはサツマイモやミントなど新たな作物が加わった。野菜が成熟すると、根を残して順次収穫する方法を採用しており、レタスは1株から継続して収穫できる。宇宙ステーション内では、こうした方法で野菜の栽培と収穫が行われている。
宇宙ステーションでは、凝縮水や尿などから再生水を作り、宇宙飛行士の生命維持に必要な酸素の生成や飲料水に利用している。回収した尿は、サブシステムで低圧蒸留して尿蒸留水とした後、水処理サブシステムでさらに浄化し、飲用水の基準を満たす水にする。
黎飛行士はまた、宇宙ステーションに搭載された香港初のペイロード「天韻カメラ」を船外に搬出した際の作業について説明した。同カメラは、小型・軽量で二酸化炭素とメタンを同時に観測する装置で、高度約400キロの軌道から世界各地の温室効果ガス排出源を特定し、排出量を定量化するために使われる。現在は宇宙ステーションの船外で稼働している。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より