人型ロボットが物をつかんだり、テーブルを拭いたりする際の力加減を調整する「力制御アーム」の生産が、中国のロボットメーカーで1万台に達した。山東省鄒城市の珞石(山東)機器人集団がこのほど、1万台目のアームを完成させ、納入した。中国新聞網が伝えた。
同社の人型アーム事業部で技術ディレクターを務める朱柏楠氏は、「ロボットが初めて本格的に家庭で使われるきっかけは、歩くことではなく、雑巾を手に取ることかもしれない」と述べた。例えば、雑巾でテーブルを拭く場合、力が弱すぎれば汚れを落とせず、強すぎれば滑らかに動かせない。また、テーブルの高さの違いに自動で対応し、誰かが腕に触れても、予定していた動作を維持する必要がある。こうした動作には、摩擦や衝突、抵抗、誤差に応じて力を調整する技術が欠かせないという。
朱氏によると、過去2年間のエンボディドAI開発では、判断や動作を制御する「ブレイン」に重点が置かれてきた。しかし、ロボットを実際の環境で使用するには、対象物に応じて力加減を調整できるアームが必要となる。全関節力制御技術を搭載した人型ロボット用力制御アームは、ロボットが周囲の物体に触れ、力を加えて作業するための主要な構成要素となっている。
(提供元:人民網)