韓国の科学技術情報通信部(MSIT)は7月30日、「国家人工知能委員会の設立と運営に関する大統領令案(Proposal for Presidential Decree on the Establishment and Operation of the National Artificial Intelligence Committee)」が閣議で承認されたと発表した。MSITはこれに基づき、国家人工知能委員会の正式な設立を開始する。
韓国政府はAI半導体を、韓国の将来の技術的競争力を決定する3つの主要な「ゲームチェンジャー」の1つと位置付けている。この大統領令は、大統領直属の委員会の設立を通じて公共部門と民間部門の能力を統合し、韓国のAI部門全体のイノベーションにおいて指揮を執ることを目的としている。委員長は大統領が務める。
委員会の概要は以下の通り。
MSITは「この大統領令はAI部門における国家の能力の統一と、AI利用のための信頼できる環境の構築を促すものとなる」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部