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上海、宇宙でAI計算する衛星網「星枢計画」を発表 将来は1000基規模に

2026年07月23日

 中国上海市で18日に開かれた2026年世界人工知能大会の「未来のコンピューティングと計算能力」フォーラムで、宇宙デジタルインフラ事業「星枢計画」の最初の衛星コンステレーションが発表された。中国新聞社が伝えた。

 同計画は、「星空の中枢、計算能力の総合ハブ」を意味し、上海市が進める。実証段階では計算衛星2基とエッジコンピューティング衛星12基、商業展開段階では計算衛星50基とエッジコンピューティング衛星100基を打ち上げ、商業運用段階では1000基規模の衛星コンステレーションを構築するという。

 最初のコンステレーションは、中央計算衛星(主衛星)1基、気象衛星「伏羲」1基、即時リモートセンシング衛星1基で構成する。宇宙で取得したデータを宇宙空間で計算処理するとともに、地上のデータも衛星に送って処理する、地上・宇宙一体型のAI計算ネットワークの構築を目指す。軌道上の分散計算、複数のセンサーによる観測、衛星間高速通信を組み合わせた宇宙計算インフラと、宇宙を基盤とする産業向け大規模言語モデルの共通基盤を整備する。

 中央計算衛星(主衛星)は衛星群の計算処理を担い、独自開発した分散型全域ハイブリッド計算資源スケジューリングプラットフォームを搭載する。主衛星には、中国製の宇宙用カスタムGPUチップをはじめ、5種類のハードウェア技術が採用され、衛星上で大規模なリアルタイム計算を行う。

 気象衛星「伏羲」には高精度マイクロ波放射計を搭載し、世界各地の異常気象の早期警戒や防災・減災に利用する。即時リモートセンシング衛星には高解像度の可視光・赤外線観測装置を搭載し、災害発生時の状況調査などに必要なリモートセンシング画像の取得と、軌道上でのAI計算を行う。

「星枢計画」では、今後5年間で関連企業100社以上への波及を見込み、上海市の宇宙計算関連産業の年間生産額を1000億元(1元=約24円)以上とする目標を掲げている。

 
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