中国広西チワン族自治区農業機械化サービスセンターは6日、農家がスマートフォンで農業機械を手配できる、配車アプリのようなサービス「滴滴農機」の利用状況を発表した。2025年10月の試験運用開始以来、登録利用者数は9000人を超え、北斗衛星測位システムに対応した遠隔監視端末の接続台数は1万7500台を突破した。2026年9月末時点の農機による作業面積は4万1300ヘクタールを超えた。中国新聞網が伝えた。
同自治区は中国で比較的早く「滴滴農機」を導入した地域の一つ。自治区政府が主導し、企業が参加する方式で、農機のオペレーターや協同組合が保有する機械の情報と、農家の作業ニーズを結びつけ、農機の手配や農作業のデジタル管理に活用している。
農家がスマートフォンで作業を依頼すると、システムが位置情報とアルゴリズムを基に、近くの条件に合うオペレーターに通知する。双方が直接連絡を取り、作業内容を確認できる仕組みだ。「ワンタッチ」で農機を探せるため、機械を探す手間や費用、農機の待機時間を減らせる。同センターの担当者は、農機が見つからない、利用料金が高いといった問題に対応し、農繁期の作業遅れを防ぐことで、食糧の安定生産や増産にも役立つと説明した。
同センターの統計によると、作物の種類、農地の位置、作業時間をアルゴリズムで照合し、適切なオペレーターを推薦することで、従来の「人が農機を探す」方式から、農家の依頼に合う農機を探す方式に変わった。試験導入地域では農機の利用率が30%以上向上し、収穫コストは1ムー(約6.7アール)当たり約40元(1元=約24円)下がった。
サービス対象は稲、サトウキビ、トウモロコシ、八角などに広がっている。製糖工場も圧搾計画に合わせて収穫作業を随時依頼でき、農地での収穫から工場への搬入までの作業調整に利用されている。

(画像提供:人民網)
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