インド工科大学デリー校(IIT-D)は1月24日、同学の技術革新ハブであるI-Hub Foundation for Cobotics(IHFC)が、インド国内の10の主要研究機関と協力し、ディープテック、人工知能(AI)、ロボティクスの分野で共同イノベーションセンター(CiC)を設立することを発表した。
この取り組みは、インドの次世代の起業家やイノベーターを育て、研究開発力を身に付けさせることを目的としている。市場ニーズに対応するインパクトのあるソリューションを生み出すことが奨励される。その先駆けとして1月24日、ベンガルールにあるPES大学とIHFCとの初のCiCが発足した。
IHFCは、以下の機関等と提携し、各地にCiCを設立する。
IIT-Dのディレクターであるランガン・バネルジー(Rangan Banerjee)教授は「私たちは、共同ロボット工学における新しいアイデアとイノベーションのより強固な受け皿を作るために、IHFCを全国に拡大していきます」と語った。
IHFCのプロジェクトディレクターであるS.K.サハ(S.K. Saha)教授は、「インドの若者に、このようなプラットフォームを提供することは、私の夢でした。これらのセンターは、研究室から市場へというコンセプトを促進するだけでなく、技術に精通した国家を築き、雇用を増やし、変革的な技術ソリューションを提供することにも貢献するでしょう」と述べ、プロジェクトの意義を語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部